オークラの『時代の才能の流動』説

サンドウィッチマンの10分もらえたぜ!12/1/5 ゲスト:オークラ】
2012年一発目のゲストはサンドがこのラジオ始まった時からの念願だという放送作家のオークラ。
週を通して興味深い話をしていたのですが特に「なるほど!」と思ったこの話を。

◆時代の才能の流動

伊達:例えばその、オークラさんが「あの芸人出てほしいな」とか「この芸人出てほしいな」
オークラ(以下オー):はい。
伊達:想像以上の働きやってくれる、必ずやってくれるような芸人て例えば誰なんですか?
オー:あぁー…でも基本、番組の特性によっても違うと思いますけれども、いわゆる僕らと同じ世代からちょっと若いぐらいの世代の人、サンドさんも含めてですけども、みんな凄い力持ってんなとは思いますけどね。みんなすげえ頭もいいし、その場の感じ方も。だからテレビに残ってる、いわゆる聞いて名前が分かる人は大体凄いなと思いますけどね。
伊達:はぁー。
オー:これは、いいですか喋っちゃって?
伊達:はい、全然いいですよ。
オー:『時代の才能の流動』と僕は勝手に名付けてるんですけど。
伊達:才能の流動?
オー:たぶん同じ歳ぐらいですよね?ちょっと1個下ぐらいですよね?
富澤:37です。
オー:その時代の時に、一番何に、社会的に何が一番影響を与えているか。例えば僕らの世代だととんねるずダウンタウン。あそこがたぶんカルチャーというか文化として一番最先端なものを発してた時代だと思うんですよ。そうすると、感性豊かだとそれに触発されるじゃないですか?そうするとその世代の才能のある人達がその職業にガッと行くんだと思うんですよ。もしかしたら今若い人達は違う所に、芸人というよりも、僕らより10個ぐらい下の人達は違う所にたぶんもしかしたらその世代の才能は流れてるんじゃねえかな?とは思いますけど。
伊達:なるほどなるほど。
富澤:はぁー、これは面白いですね。
伊達:確かにでも…そう、そういう事ですよね。
オー:だからこの世代が“ネタブーム”作ったじゃないですか。結局だから起きるべくして起きた“ネタブーム”なんだろうなぁと思いますね。僕らよりちょっと前の人はもしかしたらバンドだったのかもしれない。音楽っていう。
伊達:音楽。流行ってましたもんねぇ。
オー:やっぱみんな色んな独自の発想の音楽を提供して、ま、ま、バンドブームとかもあると思います。だからそう考えるとその世代(とんねるずダウンタウンに触発された世代)の芸人はたぶん消えないと思います。将来。
伊達:あっそうですか。
富澤:ハッハッハ。これはちょっと面白い話だな。
伊達:その理論は「なるほど」と思いますね。

その時代をリードして一番影響を与えた物の業界に人材が集まっていくというのは当然でもあり納得の理論ですね。
確かに40前後から35前後の芸人さんは実力もあって面白い人達がギュウギュウに詰まってる世代。その説明もつきます。
その下の世代に人材がいないわけではないけど、オークラ理論で言う社会をリードするような、天下を獲った芸人てとんねるずダウンタウン以降いないと思われるので、そういう意味で芸人にみんなが影響を受けたような世代もそれ以降いないのかな?と。
芸人の面白さはキャリアやその人自身の人生を下敷きにした背景とかも含めた部分も大きいと思うから一概には言えませんけどねw


とりあえず、オークラ先生凄い!さすが!ただのドロリじゃないんだwと思った『時代の才能の流動』説でした。