舞台「田中が考え中」〜第1幕〜 事前特番1日目

ワタナベプラス「田中が考え中」3夜連続事前特番の1日目。

まず田中の「ドランクドラゴンの“つっ立っておしっこをチャージしてるだけの男”鈴木さん」「キングオブおコメディの高橋健一さん。ラーメンがお好きです」という呼び込みで2人が登場。

鈴木:ワタナベプラスって言ってるのに人力舎2人でジンリキシャプラスだよ。

ナベプロに入りたいと言う鈴木。

高橋:俺だってナベプロさん入りたいですよ。
鈴木:俺、ケイダッシュホリプロナベプロは入りたい。
高橋:いい会社ばっかり。
田中:この2人はね、ほんとにワタナベに移籍したがってるんだよね。


事務所が入るビルの話。

  • 人力舎
    • 1階 トンカツ屋
    • 2階 雀荘
    • 3階 事務所
    • 4階 稽古場
    • 5階 一般家庭

高橋:民家が入ってんだから。テスト期間中とか上からうるさいってクレームが来るんだから。
鈴木:稽古が出来ない!

  • ナベプロ
    • 地下 ライブハウス
    • 1階 エントランス(フリーペーパー等が置いてある)
    • 2階 美容院
    • 3・4・5・6階 事務所

高橋:うちのマネージャーが初めてこの会社お邪魔させてもらった時「ああ、これが会社かぁ…」って。いやあれ(人力舎)も会社だよ。2階の美容院のとこ通った時さ、うちのマネージャー「風俗みたいな匂いがしますね」って。最低だよ(笑)
鈴木:シャンプーの匂いがね(笑)


昔から仲が良く、よく遊んでいたという3人。
アンガールズキングオブコメディでトークライブをやっていた事もあった。

田中:ほんとに、ワタナベのアンガールズ人力舎キングオブコメディシアターDのライブの客の半分を担ってた時あるよね。

比較的すぐ売れたドランク。

鈴木:ただのエリートだから俺らは。

全員失笑。
はねるのトびらメンバーはエリートだけど鈴木はエリートじゃない、今日もはねるの収録なのに鈴木だけ出番なしw


ももクロの話へ。
ライブに行った事もテレビで共演したこともある田中。

田中:やりましたよ。かなこぉ↑↑
高橋:いいね!

全くの興味のない鈴木。
鈴木の周りの人間がみんなももクロにハマって誰もいなくなってしまったから逆恨みしていると主張する高橋。
唯一残っていた鬼ヶ島おおかわらもAKBにハマってしまった。

鈴木:誰かね、恵比寿マスカッツを好きになるやついないかね?夢があるからね。もしかしたらみたいなさ。他のアイドルの方ないじゃない?
高橋:あわよくば?最低だよ(笑)


舞台で一番笑いを取るのは鈴木。一番感動を取るのも鈴木。一番演出家(田中)に「クズすぎる」と怒られたのも鈴木。
そういうポジションに置きながら鈴木のファンは増えない。

田中:鈴木さんにファン増やそうとしてるのがもう間違えてるのかもしれない。素材…なんかうんちでケーキ作ろうとしてるみたいな(笑)


新たなキャスト鬼ヶ島アイアム野田。
鬼ヶ島は人気がある、おおかわらと和田はファンが凄いと言う鈴木。
野田には触れずw

田中:なんで俺、人気無い人ばっかりキャスティングしちゃうの?

野田のセリフ覚えが悪いとマネージャーから聞いた田中。

鈴木:人力舎のマネージャーね、まずね、タレントに不利になる情報しか言わない。
高橋:わかる!何であんなこと言うの?何なのあれ?あんなこと隠しときゃいいじゃない。


名演出家、田中。
田中はまずやりたいようにやらせてくれて、後で修正を入れる所は入れる、面白かった所はすぐ取り入れる。

田中:やってる時、直に言われるとイラッとするじゃん。人間て。それって俺嫌だなぁと思うわけ。
高橋:ああ、いい!

田中:ほんとに、自由にやってもらうのが一番面白くなるんですよ。だから舞台本番、鈴木さんには3回のミスまでは認めてるの。
高橋:スリーアウト制を採用してんだ。

鈴木がミスしてもそういうキャラだから3回まではお客も笑う。4回目からは微妙な空気が一気に出てくる。
前回は10アウトw
鈴木が突然入れてきたアドリブが田中の演出を壊してしまったのを思い出して不機嫌にw



ダメ元でオファーしたらOKが出た篠崎愛
初めて稽古場にやって来た時、皆急にモジモジし始め

高橋:一瞬にして全員童貞の空気になったもん!
田中:全員童貞だったよね?あれ。
鈴木:篠崎さんに会って以来、香水付けるようになったから。

篠崎がゆったりした服装で来るので不満な鈴木w
田中は身長が高いので見下ろしている、「くもじいみたいな目線で見てるでしょ?」と高橋w
篠崎の後ろ姿をやらしい目で見ている春日w
おじさん達が自動的にモジモジしてしまう魅力がこの舞台にぴったりと3人の意見が一致。
ものまね番組での歌の上手さと真剣に取り組む姿勢に惹かれてオファーした田中。
真面目な所も含めて来年、再来年には魅力が絶対業界に広まって仕事も増えるだろうから『田中が考え中』なんて出てくれない、最後のチャンス、今しかない、ギリギリ間に合ったと語る。


潜在異色』でやっていた田中作のロングコントを発展・独立させたものが『田中が考え中』
2人を選んだ理由。
高橋は“まともな人”の役が上手い。

鈴木:一番まともじゃない。ほんとはね。

実際にはまともじゃないけどコントなどでは“まともな人”の役が上手いしぴったりハマる。

鈴木は台本が書きやすい。

田中:話を進める上で、無茶を言わないといけない必要があるの。無茶な展開。
高橋:確かにそれを俺が言うと変なふうになる。キャラ的に。
田中:でも鈴木さんはどんな無茶なことを言い始めてもそれが成立するんです。

鈴木のポンコツぶりを理解してちゃんと台本に入れこんであるのはさすがと高橋。

鈴木:最近の塚っちゃんは「もう鈴木では台本書かれへん」って言ってるから。真逆だよね(笑)

鈴木のポンコツキャラが浸透してしまったのが原因でドランクドラゴンのネタの笑いどころがおかしな事に。

鈴木:(お笑いオーディションというネタで)「お笑い芸人は才能が命だからな」って言ったその時点でドーン!て笑いが起こっちゃって。「笑いの才能がない奴がそんなこと言ってるぜ」っていう笑いになっちゃって。
高橋:十何年間も(同じネタ)やっててそこまでウケたことないじゃないですか?
鈴木:お客さんが総勢笑いでツッコミをしたっていう。
高橋:その後出てくる塚地さんたまったもんじゃないですよね。
鈴木:「もうでけへん!お前とはでけへん!」って(笑)

ボケ・ツッコミの役割が成立しなくなったのでネタのスタイルを変えざるをえないステージに行ってしまったw
アンガールズも同じような変化を取り入れている。



最近「悪鈴木が溢れている」(高橋)
アメトーーク!』に“ネタ書いてない方芸人”で出演した時、あまりの無責任ぶりに客がドン引き。
ネタ書いてない方はネタ書いてる方に多少なりとも「申し訳ない」という気持ちがあるはずなのに鈴木には全くそれが無い。

鈴木:ネタ書いてない方の人はみんな絶対そこが“核”としてあると思うよ。「ウケようがウケまいが俺ネタ書いてねーから知らねーわ」っていう所あると思う(笑)ほんとにある!みんな言わないけど。
高橋:鈴木さんだけじゃないですか?
田中:だってコンビとして出てったらさ、スベるっていう空気を味わうのはどっちも味わうわけじゃん。
鈴木:味わうよ。ただ、自分の仕事はきっちりこなした、それでいてスベってしまった、これはもう俺のせいじゃないよね?ってなる(笑)
高橋:百歩譲って、それを心のなかに“核”として持ってるのは分かるんですよ。でもそれを当たり前のように言うのが凄いんですよ。
鈴木:だから「それを言ったらアカンでしょ!」って中岡くんにすげー説教された(笑)
高橋:開き直りが行くとこまで行ってますもんね。

ドランクのネタでセリフの語尾「だよ」が「だぜ」になってしまうと言う鈴木。

高橋:なんでそんな“ワイルドスズちゃん”みたいな口調になっちゃうんですか?
鈴木:だって俺は普段からそういうことを言うんだぜぇ?(笑)
田中:スズちゃんじゃん。スズちゃんになってる(笑)

この舞台は鈴木の新しい面を見せることが出来る場、全くイメージが違う鈴木が見られる。

高橋:最後、鈴木さんのセリフで泣いちゃうし、鈴木さんも自分で感動して泣いてましたもんね。
鈴木:そう。あれほんとに涙流しましたからね。(以前)テレビで芝居が下手すぎて正座させられて市原悦子さんの演技見させられたんだから(笑)
高橋:塚地さんのバーターで出た時ね(笑)
鈴木:そんな人が、ちょっと上手いみたくなったらこれ凄いよ?
高橋:上手いと逆にアレかもしれないけど、マジでいい味ですよね。
田中:味がいいんですよ、拓さんていうのは。ムチャクチャだからこそ、ちゃんとした時に厚みが出るというか。

タイトなスケジュールを縫っての稽古。
多忙な春日や鈴木は特に大変。
スタート時間の21時に1人だけいつもちゃんと稽古のスケジュールが入れてあるのが高橋w

高橋:恥ずかしいよ。申し訳ないよ。
田中:集中してくれてるととってます。

なぜかナベプロにバーターの仕事を要求する人力舎の2人w
この配信や稽古の場も提供してくれるナベプロはいい会社だと絶賛。



滑舌の悪い高橋の「俺」が「おで」に聞こえちゃう問題。

高橋:聞こえちゃってんじゃなくて、多分そう言ってんですよ(笑)

コンビでの活動の時はそこで笑いが起きたりはしないのか?

高橋:偉いもんで、僕らのことよく見に来てるお客さんは耳が俺の滑舌に洗脳されちゃって、自分の中で変換して聞き取るようになってんの。だからたまに「おで?」とか言ってくる人いると「まだその段階かよ…」と思っちゃうの。

キンコメの客は頭に変換ソフトを内蔵したアダプターをかませるというフィルターを通して高橋の発言を聞いているw



多忙なためいつも遅れて稽古に合流する春日。
いつも髪の毛が濡れている、テレビ局で風呂に入っていると言う田中。
風呂に入る時間があるならその分早く稽古に合流すべきでそれが相当気に食わないという。

鈴木:あれね、たなちゃん気付いてないけど石鹸の匂いっていうか、あいつぴっちり七三で現場来たの。そのまま稽古場入らないで水道の方行ってそこで頭洗ってんだよ、あいつ。
田中:えぇー!
高橋:俺も見てた。
鈴木:お風呂じゃないよ。

それでも「人の会社で何やってんだ!もっと悪いよ」「稽古終わってからでいい」と結局不満は解消されずw
でもそれを稽古前に指摘してテンションを下げるのは演出家として良くないので、全てが終わった後の打ち上げで春日に直接言うとのことw

高橋:こええよぉー。
田中:ロープで足縛って吊るし上げる(笑)
高橋:西部劇じゃないんだから。


この配信を見てる人は「たなちゃん怖い」「たなちゃんこんな怒るんだ」と思うはずと鈴木。

鈴木:先輩である(ロンブーの)亮さんだって潜在異色の時たなちゃん怖いって言ってたんだから。

メンバーを「ならず者の集まり」と言う田中に

高橋:すぐ俺らのこと“ならず者”って言うの!
田中:俺が厳しくしとかないと。お金払ってお客さんが来るわけ。俺がビシッとしとかないと失礼な物見せられないから。
高橋:それ言われるとぐうの音も出ない。
鈴木:でもこんだけ俺らに言うけど山根くんには言わないだろ?山根くんには全然言わないくせに俺らはすげー言うからさ(笑)
田中:山根にはね、もう言ってきたの。もう直す所は直しきったの。でも言っても本人が納得しない所はそのままだから。もう言う必要がないの。
鈴木:もう熟年夫婦みたいなもんだね。
高橋:コンビなんてそんなもんよ。

田中がテレビとイメージが違うという話から

高橋:鈴木さんなんて塚地さんからお小遣いもらってるだけのバカだと思ってる人いますもんね。
鈴木:マネージャーがそう思ってるから(笑)


最後は舞台の内容について少々。

鈴木:モテない奴らの集まりの話ですね。
高橋:モテない奴らのダメ具合のキャスティングとしては最高のメンバーかもしんない。
田中:たまたまなんですけど非常にいいメンバーが集まりました。
鈴木:でもモテないモテないって言うけど俺結婚してるからね!おかしいんだよ。
田中:鈴木さんたまたまハマったんだよ、1人の人に。
高橋:おかしいっていうか、逆に言えば嫁さんがおかしいですよ。
鈴木:なんでだよ〜(笑)


ということで1日目の配信は終了。