シャンおじ ゲスト:マシンガンズ後編

【オードリーのシャンプーおじさん 10/12/22 ゲスト:マシンガンズ
※以前の記事と重複する部分があります


泥の時代

デビューしてネタ見せに行き始めた時にはもうマシンガンズと一緒だったので、それ以来の付き合いになるという2組。
西堀は、オードリーぐらいのポジションにいる人達の中で、オードリーほど過去にスベっていたコンビはいないと語る。
オードリー・マシンガンズに加えてナイツの3組。この3組の当時を“スベりまくって泥を食っていた”と表現。

若林:でもあんまり「そうでもないでしょ?」みたいに見られんだよね。俺らの泥ハンパない純度100%の泥ですよね!誰も味方いないんだもんね!
西堀:スタートいい人もいるじゃない。
若林:いや、スタートいいのよ。残る人って。10年ぐらい。
西堀:だから俺達のファインプレーは辞めなかったことだよ。
春日:まぁ、そこですわな。
若林:今思えばよく辞めないよね。飯食いに行ってもみんなちょっと暗かったですもんね、気持ちが。で、ウケるんだまたハマカーンと三拍子とタイムマシーンさんとかが。いや〜、何だろうね、同期がウケて女の客が付いてて…なんか(自分達には)客がいないじゃない。ファンが。あれ何でしょう?あれ嫌ですよね、あれ嫌ですよね!(笑)
西堀:だからテレビ見てても若林笑うようになったよ。俺テレビ見るたびに「笑ってんなコイツ」って思うよ。
若林:取り返したい気持ちありますもん。笑ってない分のね、何年間かを。無理矢理から楽しんでいかないと…なんか損した、失われた10年じゃないですけどね。
西堀:だからマシンガンズに関してはまだ笑えてないよバカ野郎!

いいオチがついたw



マシンガンズ・オードリーの漫才スタイルについて。
マシンガンズもオードリーも当初ボケ・ツッコミのスタイルは今と違った。

若林:形変えて世の中出た人って、変えた瞬間ぐらいで世に出てくる。半年ぐらいで。マシンガンズとかナイツとか俺らは変えてもしばらくですもんね。2年、3年、テレビでネタやるまではね。レッドカーペット出るまでは。
西堀:俺オードリーのイメージはね、途中で大きなモデルチェンジっていうかね、常に変えてたよね。ちっちゃく。
若林:そう!ちっちゃくちっちゃく。
西堀:常に実験してたの。たぶん。
若林:実験してた。

その為、過去のオードリーにはコレという決まったイメージはないと語る西堀。



過去、マシンガンズが一番ライブで一緒になっているというオードリー。

若林:ライブのね、時間帯がね、分けられんの。日曜とかだと昼・夕方・夜…ってシアターDとかで。で、夜とかに出るの。三拍子、ハマカーン、流れ星。俺らとマシンガンズ、早朝。朝の部っていったらアナ学の専門学校の生徒とかと一緒に出んのよ。
滝沢:10時入りとかで漫才やったんだよね。
若林:あれキツイ。ね〜(笑)

マシンガンズが2人ともツッコミ、オードリーもボケ・ツッコミを逆にして春日がピンクのベストという今のスタイルに変えた時

若林:(お互い)形変えてこれでダメだったらもうダメだなみたいなね、会話もしてましたもんね。
西堀:ほんとにやってみるもんだね。なんか仕掛けてみるもんだよ。

今の若手は上手に漫才・コントちゃんと出来るので仕掛けているやつはいない。逆に自分達にはちゃんとした(正統派の)漫才・コントをやる資質が元から無いと語る2組。



オードリーの漫才スタイルの変遷の中で「ラップのようなものを取り入れていなかったか?」と問うマシンガンズ
それに対して、ラップではなく踊っていた、漫才4分の最後1分半を踊っていたと説明する若林。

若林:それはね、クビになろうとしてたのよ。だから、要するに自分達から辞めるって言うと、自分で辞めたって言うと後悔しちゃうと思ったからぁ。「お前らクビだ!」っつって。
西堀:宣告してほしいと。
若林:そう。そしたら俺らはクビになったんだと思って別の職業できると思ってたからぁ。例えば40歳とかなって、なんか…ねっ、グダグダ「なんで辞めちゃったんだろう」と思うと思ったの。
西堀:未練を残したくない、とな。
若林:だから「クビだっ!」って言われたら、クビんなっちゃった、自分の力じゃないから。しょうがねーなって思うと思った、っていうとこの3ヶ月位の時を見てますよ西堀さんね(笑)
西堀:いやー、ほんと訳のわかんねーのやってたよな。なんかね春日を突っ込んだ後に、今の形なんだけど若林が「あ゛ー!?」って言うのもあったの。
若林:あった。
春日:えー?アタシそれ憶えてないわ。
西堀:俺さ、それ中野の劇場で見ててさ「仕掛けるなコイツ」と思ったんだよ。
(一同笑う)
春日:仕掛けてるっていうのがちょっと正しいか分かんないけど。

最後に出てきたのは結局この話題

若林:なんか一緒に、体めちゃめちゃ張る番組とかやりたいですね(笑)
滝沢:いいね!
西堀:だからお前らは、やっとね、言える立場になってるわけだよ。オードリーがな、言えばな。そしたらお前の周りにいた汚い奴らを今こそ引き上げる時だ!ポンコツで。
若林:汚い奴らって(笑)
滝沢:ヴィンテージあたりをもうね。
西堀:マシンガンズ・オードリー・ヴィンテージで番組やろうぜ!
若林:ただの親友の集まりじゃないですか(笑)仲良くしちゃってね。
春日:いいじゃないですか。

バヤシさんは波長の合う芸人さんには大体「一緒に体張った番組やりたい」と言いますねw



売れない頃からお互いをよく知っている2組なので、その頃の思い出や深い話が聴けるシャンおじの中で個人的に大好きなゲスト回のひとつです。
ニコ動にまだあると思うので興味のある方は聴いてみてください。
これ読んだ後だと既にかなりのネタバレ具合ですがw