星野源RADIPEDIA ゲスト:関根勤

星野源 RADIPEDIA 2012年2月22日】
ラジオっ子の星野源が『ラジオの魅力って何だ?』をテーマに送るSPW。
コサキンチルドレン星野が心の師匠関根勤をゲストに迎えての“ホシキン”トーク。
まずは当然『コサキンDEワァオ!』の話。

関根:ちょうどやっぱりね、芸能界入ってにっちもさっちも行かなくて2人とも。それでもうあそこで吐き出してたんですね。そういう感じですね。

関根:小堺くんと会ってる時は僕はあれですね、リングの上の選手みたいな感じで常にもう興奮してんですね。小学校5年生ぐらいの感覚ですね、遊んでる。ワーッつって、アーッ…
星野:友達がなんかひどい事言うのに反応どんどんするっていう。
関根:そうですね。そんな感じですね。

子供っぽい悪ふざけこそ至高ですw


◆お願いします!

娘、関根麻里、そして子育てについて。

関根:とにかくね、もう僕は子育てに関しては何の後悔もなくてね、やりきりましたね。100%やりきりましたんでね。

言い切れる関根さんかっこいい!
娘さんを見ればそれも納得です。


娘が産まれるにあたって、少年犯罪のドキュメントを読んでみたり、翻訳された洋書の子育て本を10冊ぐらい読んでみた関根。

関根:自分に何が出来るかなと思ったんですけども、結局ね…世の中は楽しいんだ!と。で、家は楽しいんだ!って事を教えようと思って。僕が出来るのはそれだなと思ったんで、ずーっと一緒に遊んでましたね。とにかく笑わして笑わして。「あ〜楽しかった!」って言ってね。で、社会に出るとどうしてもストレスありますよね?友人関係、先生とか勉強がどうのこうのとかね。そういうストレスがあるから、家に帰ってきたら楽しくてニュートラルになると。そういうんで楽しいお父さんになろうと思ったら、父親の威厳なくして。お前呼ばわりされて(笑)
星野:せつねー(笑)でもそれは本当に父親のあるべき姿だと思います。素晴らしいと思います。

その人に合ったやり方で子供と向き合うのがいい。自分の場合は会話と言う関根。

関根:麻里が小学生ぐらいの時に(漫画『愛と誠』のセリフを拝借し)「お父さんはね、麻里のためなら死ねるんだから」っつって。
星野:かっこいいっすね。
関根:だから例えばね、麻里の心臓が病気だったとすると。で、お医者さんがね「お父さんの心臓を移植しないと娘さんは生きられません」と。「お父さんどうしますか?」俺はどうしますか?の“す”ぐらいで「お願いします!」って言う。俺はそういうね、覚悟で生きてるんだと。で、世の中でいじめられるとみんな親に黙ってると。遠慮して。それで問題が広がっちゃうから、「麻里は俺はこういう気持ちで生きてるんだから、全部俺に打ち明けてくれ。何かあったら」と。そういうふうに言いました。
星野:そしたら麻里ちゃん何て言ったんですか?
関根:「わかった」って言ってました。
星野:かっこいい…どっちもかっこいいっすね!(笑)

こういう事を子供に言えるっていうのは凄いと思うけれど、子供の側がこれを受け入れる事が出来るのも凄い事で、それには元々の育て方の良さと信頼関係が下敷きにないと成立しないなぁと。
だってこんなの「なに言ってんの?」ともなりかねないし、気恥ずかしいじゃないですか。
ちょっと何言ってるか分かんなくてすいませんw


◆補助先生

コサキンから多大な影響を受け「僕にとって先生なんです、関根さんは」と言う星野。
先生という言葉に反応して関根は学校でバカな事をやっている子も認めてくれるような“補助先生”というものを提言。
先生というのはその教科の天才、優れた人なので出来ない者の気持ちは分からない。
そこで“補助先生”が必要であると言う。

関根:各教科に補助先生がいて…
星野:あっ、各教科に。なるほど。
関根:1人でやってもいいんですけどね。全部の補助を1人でやればいい。僕は全部出来ます。出来ない奴の気持ちが分かるから(笑)

出来ない奴の例としてずんの飯尾のエピソード。
飯尾は歌が下手。
小学校の時に歌のテストで先生が苦笑し、傷ついた飯尾はそれ以来歌うのが怖くなってしまった。

関根:そん時に補助先生がいれば「飯尾くんちょっと来て」っつって。「飯尾くんねぇ、音楽っていうのは一応作曲家がこういうふうに歌ってみようってやってるけど、音楽っていうのは楽しむ事なんだ。プロ歌手じゃないんだから。それよりも飯尾くんねぇ、そういう事で落ち込まないで、飯尾くんは優しいし野球上手いじゃない!ね?だからそんな事気にしない方がいい。自由に歌えばいいんだから私達は。プロになる人は別だけど」っつって、そうやって教えてあげなきゃいけない。「その代わり、とび箱出来ない子をバカにしちゃいけないよ。あの子はそろばんが上手いじゃない」って。そういう補助先生がいればみんなね、ドロップアウトしないんですよ。

関根:勉強出来る人が凄いんじゃなくて、やっぱり周りを見て不愉快にしない人が凄いんであってね。

子育てでもそうだけど関根さん素晴らしすぎるな。
ほんとにこんな先生いたらいいのに。
ひねくれた子供がすんなり受け入れるかどうかは別ですけどw
あと“バカな事”と“ただのバカ”は別だって事を理解しておくのは大前提としてありますね。


◆ラジオの魅力とは?

関根:ラジオの魅力は声だけですから、あのね、ラジオの方が本性が出ますよね。その人なりの。テレビだと画像がありますし、セットがあって衣装を着てるしメイクもしてるし、やっぱりこう作った物が…
星野:ごまかしというか、いろんな物にその人の本性が隠れちゃいますよね。
関根:ところがラジオってもうしゃべりだけだから、隠しきれない本性っていうのがね、ついこうポロポロ出てくるんですよ。そこが魅力じゃないですかね?

その他コサキンの話等をして関根勤の出演部分は終了。
“ホシキン”と言いつつコサキンのノリが出せなかった星野源



いや〜、とにかく関根さんが素晴らしくてね。
それだけは伝えたいですw